hatsuhappaのブログ

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急がば回れ、3日目の(焼き)カレー

帰宅中ふと「今日の晩ご飯は焼きカレーにしてみようかな」と思いついた。3日目のカレー、アレンジしてみようかな。

同じものを食べ続けることに抵抗がないので、普段なら余ったカレーは何日寝かせてもカレーライスとして食べている。たまに米を炊き忘れてカレーうどんになるくらい。

実家にいた頃、母はよく終わりがけのカレーを少量のルーでも満足できるよう焼きカレー(カレードリアとも呼んでいた)にアレンジしていた。生卵がのせられるときもあれば、ゆで卵が乗せられるときもあった。わたしはそれが好きだった。今まで自分で作ったことはなかったけれど、別の料理で使ったシュレッドチーズが冷凍庫で眠っているのを思い出して、せっかくだからやってみることにした。

オーブンを予熱している間に、解凍もそこそこのご飯をグラタン皿に敷き詰めて、その上から日曜の夜に作ったカレーを火にもかけずに塗り広げていく。その上からチーズをあるだけ全部かけて、スイッチオン。待っている間に何か色々できたんだろうけど、焦げる前に救出せねば!! と思うとその場を離れることができなかった。あと単純に完成が待ち遠しくてソワソワしていた。

7分後。見た目に変化がない。チーズが解けきってすらいないので、さらに加熱することにした。

3分後。相変わらず表面がおとなしい。焦がしたくはないけれど、カリカリのチーズカレーが食べたかったのでさらに加熱することにした。

5分後。チーズの形は残ったままである。これ以上加熱するのが怖くなってしまったので、ここでオーブンから取り出すことにした。

火傷に気をつけながら、食卓に料理を並べる。どう見ても目の前の皿から湯気は立ち上っていない。それでもきっと中心部はアツアツになっているはずだと、期待を込めてスプーンを押し込む。薄い膜のようになったチーズを割っても湯気は出ない。予感のような覚悟を決めて、口の近くへスプーンを運ぶ。息を吹きかけたくなるほどの熱を感じない。そしてひとくち。

はい、これ普通のおいしいカレーです。なんならぬるめの。

どうせオーブンでしっかり焼かれるんだから、ご飯もルーも事前に温め直さなくたっていいだろうと手を抜いた結果がこれである。味はよかったので落ち込みはしないものの、そうか〜〜〜〜となった。そうだよな、レンジとオーブンは違うよな。学びましたわ。

体感としては普通のカレーライスを食べたのと変わりないのに、ところどころ焼きカレーさながらに水分が抜けてグラタン皿に固くこびりついているご飯つぶを洗い落とす作業の虚しさよ。また焼きカレー(カレードリア)を作る機会があれば、次はちゃんと温め直したものを焼くようにします。

結果はどうあれ、オーブン使うの楽しかったな。久しぶりにスコーンでも焼くか。