hatsuhappaのブログ

不定期で更新される日記のような何か

1月7日は休日だと嬉しい

七草粥を食べたよ!

ものぐさと土日祝の関係ない仕事にあたっていたせいで年中行事が疎かになりがちなここ数年だったけれど、七草粥に関しては毎年やたらとモチベーションが高い。慣例や風習を大事にしたいから作るというより、単に食べたくて作っている。もともと雑炊やおかゆみたいな柔らかい米が好きなのもあって、七草粥のことは1年に一度しか食べられない特別な料理として楽しみにしている。なんならおせち料理より好きだ。

大学生の頃、1年間だけ学生寮で生活していた時期がある。そのたった1年、たった一度だけ寮で迎えた新年最初の7日にも、自分の部屋に友人を集めて七草粥を振る舞ったのを覚えている。おいしいと言ってもらえて嬉しかった記憶が今でも残っている。

昨年はいろいろと余裕がなくて、それでも七草は食べておきたくて、たまたま持っていたパウチのおかゆに乾燥した七草のふりかけを混ぜて食べていた。形だけにもほどがある。たっぷりずっしりしたお椀とは逆に心がスカスカで切なかった。

そんな悔しさを払拭するべく……いや違うな、楽しいことを楽しみだと思える心の柔軟性を取り戻したので、今年の七草粥は生米を炊くところから始めた。煮出したあごだしを冷まして、研いだ米を出汁に入れて煮立たせて、焦げ付きを防ぐために軽くかき混ぜるタイミングで刻んだ七草を入れて、もう一度ふたをしてしばらく待つ。完成。起きて最初の食事の準備にいくら時間をかけても何の問題もない! 今日は休日だからね!

朝とも昼とも言える時間に2人前のおかゆを平らげた。胃腸を労わり無病息災を祈念するものを、乱れた生活の中で食欲のままに貪った。まあこれだけ食べられるなら健康ってことで、おいしいものをおいしくたべられる体に感謝しながら、吹きこぼしで悲惨なことになったコンロの掃除を頑張ります。おいしかった!